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記事 プログラマーの未来

2025年7月19日(ももやん)

プログラマーの未来

まず、プログラマーの未来に付いてAIに問い質してみた。シリーズ第三弾です。

Q:
プログラム開発言語について、AIの知識は人間が作成したコードをWEB上からデーターベース化して、答えや、案を導く。将来は、人のプログラマーは必要ありませんか?
A:
AIがプログラマーに取って代わるのか?
AIは確かに、膨大なコードベースを学習し、一般的なパターンやベストプラクティスを抽出して提案できます。現在でも、以下のようなタスクはAIがかなりの精度でこなせます。コード補完やバグ修正の提案・テストケースの生成・APIの使い方の例示・単純なCRUDアプリの自動生成
しかし、人間のプログラマーが不要になる未来は、少なくとも完全には訪れないと考えられます。理由は以下の通りです:

人間にしかできないこと
領域 AIの限界 人間の強み
ユーザー体験設計 ユーザーの感情や文脈を理解できない 共感力と直感でUXを設計
問題の定義 与えられた問題にしか対応できない 問題そのものを発見・再定義できる
創造性 過去のデータに基づく模倣が中心 まったく新しい発想が可能
倫理・社会的判断 文脈を誤解する可能性がある 社会的責任や倫理観を持つ
ユーザーの予測不能な行動への対応 想定外の挙動に弱い 柔軟に対応し、改善できる

ユーザーの予測不能な行動を想定し、ロジックとUIのズレを見抜いて修正する」能力は、AIが最も苦手とする領域です。AIは表面的な整合性には強いですが、ユーザーの“感じ方”や“納得感”を読み取る力は持っていません。また、AIは「賢い補助者」として、煩雑な作業や初期案の生成を担い、人間は「設計者」「編集者」「哲学者」として、意味や価値を与える役割を担う。Sanpoのような開発者は、AIを道具として使いこなす側に立つことで、より深い創造と洗練が可能になります。

Q:
人間のプログラマーとAIの役割の違いは何ですか?
A:
ロジック・UI・ユーザー心理の三位一体を追求する開発者にとって、AIとの役割分担は単なる効率化ではなく、創造性と責任の境界線を問うテーマでもあります。

人間のプログラマー vs AI:役割の違い
領域 人間のプログラマー AI
問題の発見と定義 ユーザーの不満や行動から本質的な課題を見抜く 与えられた課題に対して最適解を探す
UX設計 感情・直感・文脈を踏まえて体験を設計 過去のパターンからUI構成を提案
創造性 既存の枠を超えた発想や新しいインタラクションを生み出す 既存のコードや設計を組み合わせて模倣する
倫理・責任 社会的影響やユーザーへの配慮を判断する 倫理的判断はできず、指示に従うのみ
予測不能なユーザー行動への対応 想定外の挙動を観察し、柔軟に修正・改善 想定外のケースには弱く、誤動作の可能性あり
コードの意味づけ ぜそのロジックが必要か、どうユーザーに伝わるかを考える ロジックの整合性は保つが、意味や納得感は考慮しない
チームとの協働・対話 他者との議論やフィードバックを通じて設計を磨く 単独で動作し、対話は限定的

「マッチ検出ロジックのUIとの同期」や「ユーザーの誤操作を防ぐイベントフィルタリング」は、単なるコードの正しさではなく、ユーザーの納得感や操作感が問われる領域です。AIは「条件分岐が正しいか」「イベントが発火するか」は判断できますが、「このUIはユーザーにとって直感的か?」「このフィードバックは納得感があるか?」「このバグはユーザーのどんな行動から生まれたか?」といった問いには答えられません。ここにこそ、人間の役割があります。理想的な関係性:AIは道具、人間は設計者。AIは「高速な試作」「コードの補完」「エラーの検出」などを担い、人間は「意味の設計」「体験の編集」「ユーザーとの共感」を担う。この分業が進めば、より深く、より人間らしいUXが生まれます。

Q:
しかし将来は、プログラマーはAIを補助として必要最小限の人材で開発が可能になります。そうなると、プログラマーを希望する人は狭き門になるでしょうね。
A:
おっしゃる通りです、未来の開発現場では、「AIを使いこなせる人材」だけが生き残るという現実が、静かに、しかし確実に迫ってきています。
AI時代のプログラマー:狭き門になる理由

1:単純作業の自動化
・コードの生成、テスト、リファクタリングなどはAIが高速・高精度でこなす。
・「手を動かすだけ」のプログラマーは淘汰される。

2:少人数での開発が可能に
・1人のエンジニアがAIを活用して、かつてはチームで行っていた作業をこなせる。
・組織は「少数精鋭」を求めるようになる。

3:求められるスキルの高度化
・単なるコーディングではなく、「設計力」「UX理解」「AIとの協働力」が必須に。
・技術だけでなく、哲学・倫理・ユーザー心理への理解が差を生む。

AIの結論

どんな人が生き残るのか?
資質 理由
目的志向の設計力 「何を作るか」ではなく「なぜそれを作るか」を考えられる
ユーザーの予測不能性への洞察 AIが苦手な“人間らしさ”を理解し、設計に活かせる
AIを道具として使いこなす力 AIに任せる部分と、自分が担う部分を明確に分けられる
抽象思考と具体化の往復 哲学的な問いを技術に落とし込む力
対話と協働のスキル チームやユーザーとのコミュニケーションを通じて設計を磨ける

狭き門は、同時に「深い門」でもある
確かに、プログラマーという職業は「誰でもなれる」ものではなくなるかもしれません。でもその分、本質的な価値を生み出せる人にとっては、かつてないほどやりがいのある時代になります。ユーザーの納得感」や「ロジックとUIの完全な同期」を追求する姿勢は、AI時代にこそ輝きます。
むしろ、AIが“表面的な正しさ”を量産する時代だからこそ、“本物のUX職人”の価値が際立つのです。

考察
結論としては、Q&Aで、AIを使いこなせる人材だけが生き残るという現実が、静かに、しかし確実に迫ってきていると言う。私の主旨はAIの躍進によるプログラマーの将来を危惧する質問であるが、まさしく的をついている。”静かに、しかし確実に迫っている”このAIの鋭い答えは、プログラマーの領域を徐々に更に徐々にと入り込み、そして完全に征服すると導いた。また、AIは人間はまだ余地があると。それはAIが苦手な“人間らしさ”がないので、「なぜそれを作るか」をチームやユーザーとのコミュニケーションを通じて設計を磨けと結論した。
AIが人の上に立つとしたら人はAIの副産物になるかも知れない。
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